ポジティブインパクト

〖人にポジティブな影響を与える〗


Kindleってなんて便利なんだろうと思う。自由に動き回れていた頃は電子書籍なんて、っと少し敬遠していたのですが、こうして日本にも簡単に戻れなくなり、家に長くいる生活を送るようになってからというもの、私もNetflixやKindleなどを利用し始めた一人なのですが、電子書籍に関して言えば、やはり紙の書籍とは違い、ネット検索の延長感があることは否めないところがあるものの、それでも本屋さんで気軽に立ち読みが出来なくなってしまった今となっては本当にありがたいと思うようになりました。


今日はそんなKindle(unlimited) から選んだ一冊、『ポジティブインパクト』ということをテーマに考えてみようかと思います。最近はビジネス系の本ばかり読んでいたので、ここでちょっと違った感じの一冊をと思い、何となく選んだのですが、内容を簡単に要約すると、『人にポジティブな影響を与える人になると、人生がうまくいくようになる』といったこと。(サブタイトルのまんまですが・・・)その為にどんなことができ、そしてどのような人がポジティブな影響を与えられるのか、等々。個人的に思うのは、このポジティブというのもまたなかなか厄介で、自分にとってはポジティブでも、相手にとってはどうなのだろうということもあり、一概に何がポジティブかということはいえないように思います。日本人は本音と建て前を使い分けているところもあるし。(そんなことを言っていたら、本なんて書けませんが・・・)それに妙なポジティブさはかえって受け手を疲れさせるので、この判断も微妙。受け手の顔を見ればなんとなく本心は伝わってきたりはするのですが・・・。


私はまだこの本をしっかり読み切ってはいないのですが、さーっと一読しての感想ですが、これって『コーチングのこと?』ということでした。

初めの章は「なぜ?ポジティブな影響を与える必要があるのか」といった理由に対する説明だったりするのですが、中盤から具体的に「力になる言葉をかける」とか、「質問で影響を与える」という話題になり、最後は「相手の存在に意識を向ける」ということを強く訴えているからです。

自分が相手にとって良かれと思っておこなった行為や行動というのは、受け取るのは相手側で、それが本当によかったのかどうかということは、受け取った側の相手にしかわからないことではあるのですが、ただ『相手を思って行った行為』というのは、それがなんであれ尊いもの。何かしらの良い影響は受け手に与えているとは思います。コーチというのはそのあたりも十分に理解したうえでクライアントさんと向き合うので、ある意味 仕事をしながらクライアントさんにポジティブインパクトを与えて、自然と自分の人生も上手くいくようにしているのだなと改めて感心。とはいっても、お仕事ですからね・・・。


そんなこんなで、私が一番この本を通してシンプルに良い影響を与えることだなと思ったのは、「相手の存在を認める」ということ。相手に対して興味をもつ。これがベストな言葉かけや、誰かに対して行う良い行為、という高等なテクニックを使わなくても、シンプルに人にポジティブインパクトを与えることなのだということが改めて分かりました。(少なくとも誰かに興味をもってもらえること、私は嬉しいです)勿論、そこに「あなたに興味があるから」という一言が添えられると(変な意味ではなく)、もっと嬉しいかもしれません。例えそれが出来なくても、出来るだけ沢山の自分の回りにいる人に『興味を向ける』ということだけでも充分なのかなと思うのでした。


余談ですが、私は図書館が大好きです。何故だか心がとても落ち着くから。天井が高く、人はいるけど静かで、そして本の匂いがどこか懐かしく感じられるからだと思います。コロナになってからは行けていませんが、フランクフルト市内でもいくつか素敵な図書館があり、日中はよくそこで考え事をしておりました。

フランクフルトは今日から毎日30度越えしそうです。最近、フラフラするので、水分補給を意識しながら色々と体調管理に気を付けようと思います。こんな時、図書館にまたいけたらと思うのですが・・・。


それでは皆様 どうか素敵な一日をお過ごしくださいませ。


*参考文献 『Positive Impact まわりにいい影響をあたえる人がうまくいく』

ボブ・トビン 著・矢島麻里子 訳

MeYou Creations

=協働と創造= 私創造サポート コーチング・ヨガ・マインドフルネス・星読み

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