マインドフルネスカウンセリング

【マインドフルネスとカウンセリング】


皆様 こんにちは。今日は先日受講したマインドフルネスカウンセリングについて少し書いていこうと思います。


『マインドフルネス』とは何か?


私もここ数年、マインドフルネスをうたったセミナーやワークショップに参加したり、瞑想やボディワークを実践したりと、その体験を積み重ねてはいたのですが、

正直にいうと、本来のマインドフルネスの意味について、実は最近まではっきりと区別できてはいませんでした。


そもそも、私とマインドフルネスとの出会いは、大学で心理学を学び、ヨガの経験を積み重ね、そこからその知識と経験を活かしてメンタルケアの方向に進みたいと思い始めたころまで遡ります。

一連の流れの中で、マサチューセッツ大学医学大学院教授のジョン・カバット・ジン教授の認知療法の枠組みに瞑想などを統合した技法のMBSR(マインドフルネスストレス低減法)や、MBCT(マインドフルネス認知療法)、そしてMBCL(マインドフルネスに基づいたコンパッション・慈悲のトレーニング)の存在を知り、ヨガとの共通点、そしてその効果の大きさに興味をもったことからです。


『習うより、慣れろ』と言いますが、数年前、実際にMBSRやMBCLのトレーニングにドイツやアイルランドで参加したことがあります。良い経験にはなったのですが、母国語での参加ではなかったため、ネイティブに混じって実践したワークはどれも今一つピンとこずで、当時の私は少し勿体なかったな~というのが率直な感想。


でも数年前に急激なストレスによる自律神経の乱れで体調を崩した時、そこでの経験と知識は非常に役にたったことを今でも覚えています。


当時のことを簡単に説明すると、症状としては、不眠と言動不一致。そして体重の急激な減少というもの。

一週間ほど不眠が続き、食欲もなく、自分で自分の制御がうまく出来ないような状態になり、自力ではどうにもできなかったため、病院へ。そこでは睡眠改善薬と鎮痛剤を処方してもらうのみ。

その後は知人のアドバイスに従い、ストレス要因から暫く距離をおき、一人黙々とマインドフルネス瞑想やマインドフルネスヨガを実践。

その甲斐もあって、体調は一週間ほどで改善しました。

その時のストレス要因とは現在でもお付き合いしてますが、今では適度にコントロールしながらなんとか対応できています。


このようにマインドフルネスというと、心や体の不調など、どちらかというと治療のためのワークという理解が強かったのですが、本来の意味は、


語源は『サティSati』(パーリ語の英訳)という仏教用語で、サティとは、今ここでの経験という他に、「思い出す」などの意味も含まれているとされており、注意を向けることで【今ここ】である感覚を再認識するという意味。特定の物事を常に心に留めおくこと。

日本語では『念』という漢字が当てられるているようです。


つまり、仏教用語の英語訳。


本日、紹介したかったマインドフルネスカウンセリングは、この「今ここ」のマインドフルネスや、その瞑想法等を活かしつつ、同時に相乗効果の高い心理療法も活用したカウンセリング技法を用いたカウンセリングを行うことで、その効果が表れるまでに時間や日数がかかると言われる通常のマインドフルネスワークよりも、より短時間で状況の改善やクライアントの肯定的意識を高めるといわれています。


アプローチ方法もいくつかあり、心理テストなどを用いたアセスメントツールを活用したもの、ボディスキャンを通して痛みを視覚化したイラスト書きワークを使ったものなど、クライアントさんにあったアプローチからカウンセリングをスタートさせたりもします。


通常のグループワークとしてのMBSRなどは、瞑想やマインドフルネスヨガやボディスキャン、セイバリングなどを通して、その時に感じたことを最後に参加者でシェアリングするという流れが一般的なのですが、ここではカウンセラーによる『傾聴』、『承認』、そして改めて自己認識することで、苦痛の緩和、幸福感を高めるその効果がより早く表れるようです。

(ちなみに、前述したように私もMBSR⦅8週間コース⦆に参加したことがあるのですが、そこでは参加者グループ内でのワークが中心で、個別面談等は一切ありませんでした。そのせいか、その場での効果の実感はあまり・・・)


それではここで、簡単にそのマインドフルネスカウンセリングの一般的な流れをご紹介。


①深呼吸し、リラックスする。

②瞑想中に集中するイメージの選定。

③具体的なイメージの内容の明確化。

④瞑想を実施し、具体的なイメージへの集中。

⑤瞑想後における気づいたことへのカウンセラーからの質問と賞賛。

⑥気づいたことをどのように活かしていくのかを確認する。


場合によっては、慈悲や感謝に焦点をあてたり、社会への幸福に、またはただ頭に浮かぶ思考を観察し、認識するという瞑想をおこなったりもしますが、どのような瞑想をするかは状況によりけり。


マインドフルネスで一番大切なのは、とにかく上手く出来なくても、「自分を責めない」ということ。重要なのは、情緒の安定と、ストレスを溜めない良いサイクルに自分自身を戻すということです。どうかそのことだけは忘れないよう、肩の力を抜いて、お試していただけたらと思います。


そして最後に。


実は先週末はその流れで、解決思考によるコーチング手法を学ぶ講座に2日間参加しておりました。

私は講座の中で、現在抱える課題に対する早急な解決案を出したりはしていませんが、でも不思議と一連の講座の受講という流れの中で、それまで感じていた漠然とした不安感は大幅に減り、代わりに深いところから湧き出るような自信に満ちた感覚がより大きくなり、現在その思いが心の中に溢れているのを感じています。沢山のカウンセリングワークとコーチングワークの結果なのだと思います。


これで私もいまだはっきりとは見えない未来へのビジョンの明確化が進み、その引き寄せがより加速したら、ラッキー!といったところ・・・。

具体的な目標を立てず、流れに身をゆだねる形での具現化は、何がくるのかわからないといったわくわく感はありますが、なにせ時間が・・・。


それでは皆様 今日はこれで。

間もなく太陽が獅子座にはいり、『私が主役』の流れが始まります。

私もそろそろリアルな生活がある場所へ戻る準備を始めようと思います。

Jill WellingtonによるPixabayからの画像







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