お茶 その3(ミャンマー編)
次はミャンマーでのお茶エピソードについてご紹介します。
ウィキペディアによると、『ミャンマーはお茶の発祥地である中国雲南省と国境を接しており、古くから茶の栽培と利用が行われてきた。また、ラペッソーなど独特の後発酵茶が現在でも広く親しまれている』とある。後発酵茶というのは一度発酵を止め、菌やカビで発酵させる製法で作られるお茶のことで、日本では高知県の碁石茶や、徳島県の阿波番茶、中国茶でいうのであれば、プーアル茶などの黒茶がそれにあたる。私は一時期、碁石茶にはまり、愛飲していた時期がある。味でいえば酸味が強く「すっぱい」。発酵させているということもあって、免疫を高めるという意味でも体にいいかなくらいの理由で飲み続けたのですが、ネット注文以外であれば、成城石井などの一部のお店でしか取り扱いがなく、今は主にドイツにいるため、勿論手に入らず。極めつけは、少し前から興味が青茶(烏龍茶類)に移り、黒茶(プーアル茶など)にかんしてはたまに飲むといったところでしょうか・・・。
(因みに中国茶には『青茶・黒茶・白茶・紅茶・黄茶・緑茶』など、6種類あります)
話が少しそれましたが、そのように中国の茶文化の影響を強く受けているミャンマー。ミャンマーへの旅行の目的はほぼ観光ではあったのですが、お茶の飲み歩きを趣味にしている私はもちろん「どんなお茶があるのだろう?」と、気持ちわくわくしながらミャンマーを訪れたことを今でも覚えている。実際に行ってみて、私が受けた印象は、ここでのお茶は「飲む」というより「食べる」ということでしょうか。お茶の葉の漬物や、お茶の葉サラダの『ラペットゥ』。ナッツや唐辛子などと混ぜ合わせて食べるのですが、美味しい!これはめちゃくちゃはまりました。正直、ミャンマーに訪れてからというもの飲むお茶よりも、食べるお茶の方にも興味を持ち始めたのですが、こちらではなかなか食べられず・・・。単純にお店がないからなのですが、日本にはきっと。機会があったら是非一度お試しください。
飲むお茶という意味では、ミャンマーでみた茶葉は大雑把な大ぶりで、色は薄い茶色ぽいお茶が多かったような印象です。小さなレストランなどでも、サービスでおかれたポットの中には麦茶のようなお茶が入っていたように記憶しています。正直そこで飲んだお茶に関しては味も正直あまり覚えていないのですが、恐らくプーアル茶系だったと。(記憶が曖昧ですみません)
それから普段一般の家庭内で飲まれているかは定かではありませんが、ウィキペディアによると、植民地時代の影響で紅茶もよくのまれているようで、特に町でよく見かけたのは粉末状のミルクティー『Royal Myanmar Teamix』。お砂糖入りの粉末タイプのミルクティーなのですが、これも結構いけます。(ただもしかしたら観光客向けなのかもしれません)そしてこちらはちょっとしたお土産にもピッタリです。甘いものがお嫌いな方にはお薦めしませんが、機会があったらぜひです。
(写真がなくてごめんなさい🙇♀️)
そして次に、首都ヤンゴンにあるティーハウス『Rangoon Tea House』もご紹介!
ここは紅茶好きの方、それ以外の方でもお薦めのお店です。ミルクの割合、甘さ、濃さ、選べるんです。そして他にもいろいろなメニューがあり、フードメニューも充実。内装もとてもオシャレでした。生憎、ヤンゴンには一日のみの滞在だったため、お店には一度しか訪問できずで、色々なメニューを試すことは叶わなかったのですが、でももしまたいつか機会があったら、じっくりと時間を使いたい場所です。
(コロナの終息、そしてミャンマーに一日も早く平和が訪れることを今はただただ祈るのみです・・・)
www.rangoonteahouse.com
最後に、ミャンマーの空港で買った高級黒茶(プーアル茶)を紹介して終わろうと思います。最初に説明した日本の後発酵茶、碁石茶や阿波番茶は乳酸菌で発酵させるため酸っぱい酸味が特徴なのですが、プーアル茶は真菌(カビ)で発酵させるため味が全く違います。カビはカビ?(ごめんなさい)私にはやっぱり少し泥臭く感じられます。(基本、芳醇な味わいと後味の甘さが味の特徴等とよく表現されてはいるのですが・・・単に私がそのような味のプーアル茶を飲んだことがないだけかもしれません)
それでも『便秘解消、胃もたれの改善、コレステロールや中性脂肪の低下、消化促進』などの様々な健康効果もあるので、緑茶やウーロン茶に飽きたら、試してみてください!きっと何か別の世界の味を味わえるような、もしかしたらそんな気持ちになれるかもしれません。
それでは皆様、今日はこれで。
カタチは見た通り円形で、色はほぼ真っ黒です
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